ウォーターサーバーとペットボトルのコストと利便性を徹底比較!
ウォーターサーバーは冷水・温水がいつでも使えて便利ですが、電気代やレンタル料がかかります。ペットボトルは購入ごとに安価で、持ち運びも簡単。しかし、買い足す手間があります。それぞれの特徴を理解し、自分に合った選択を見つけましょう。
概要
ウォーターサーバーとペットボトルの違い
美味しいお水が飲める、ウォーターサーバーとペットボトルの違いは、主に利便性とコスト面にあります。ウォーターサーバーは、冷水や温水をいつでも供給できるため、すぐにおいしいお水を飲みたい方には非常に便利です。一方、ペットボトルは購入時に冷えたものを選ばない限り、冷やしたり温めることが必要になります。また、ペットボトルは消費するたびに買いに行く必要があるため、その手間も違いとして挙げられます。
ウォーターサーバーの特徴と利点
ウォーターサーバーの特徴として、まず挙げられるのは冷水・温水が瞬時に利用できる点です。また、災害時には備蓄水としても利用できるため、緊急時の水の確保にも便利です。
さらに、ウォーターサーバーは多くの場合、天然水を提供しているため、ミネラルウォーターとしての質も高く評価されています。「ウォーターサーバーのある暮らし」は快適さや便利さを提供しますが、電気代やレンタル料がかかること、月額の注文ノルマや解約時の違約金といったデメリットも存在します。
ペットボトルの特徴と利点
ペットボトルの最大の利点は、必要な分だけ購入できるため、コストを抑えられる点です。500mLあたりや2Lあたりの料金を比較すると、ウォーターサーバーよりも安価であることが多いです。また、外出時に携帯しやすく、使い捨てのため洗う手間もかかりません。ただし、購入するたびに重さを負担して持ち運ぶ必要があり、家の中でも保管場所を確保する必要があります。さらに、冷やす・温めるというプロセスが必要なため、時間がかかることもデメリットとして挙げられます。
コスト比較
実際に、ペットボトルとウォーターサーバーを使った時の料金を比較表にしてみました。
ウォーターサーバー会社が想定している1人あたり月24リットル(1日2リットル)として半年間全てウォーターサーバーの水・ペットボトルの水を使った場合、そして500mlあたりの金額、2Lあたりの金額を比較しました。
ペットボトルはセブンイレブンの7プレミアムの1Lと550ml、ウォーターサーバーは宅配型(天然水)としました。
※ミネラルウォーターは48本入りなど、格安商品はこれらの商品の4分の1~半額が目安です。
500ml分の単価 | 2L分の単価 | 24Lの単価 (1ヶ月分) | |
7プレミアム天然水 108円(550ml) | 98円 | 392円 | 4,712円 |
7プレミアム天然水 108円(2L) | 27円 | 108円 | 1,296円 |
ウォーターサーバー 富士おいしい水 1,388円(2L) | 57円 | 231円 | 2,776円 ※別途、ウォーターサーバー ケア費用(605円)が かかります |
※地域によって価格が違う場合があります
単価あたりの料金比較
500mLの水の料金を比較すると、2Lペットボトルと550mlペットボトルが同じ値段で売られているので、当然ながら2Lのペットボトルの方が4分の1ほどの値段です。これは、小分けにした550mlの方が生産コスト・運搬コストが余分にかかっているからだと考えられます。
ウォーターサーバーの料金は、ちょうどこの2つの間あたりとなっています。コンビニの水はウォーターサーバーのお水よりも割高だと思っていたので、意外な結果になりました。
これは販売料金だけでの比較ですが、実際にはウォーターサーバーには電気代がかかるばかりでなく、レンタル料や月額の注文ノルマも発生する場合があり、これらの費用が積み重なると割高になる可能性もあります。
従って、費用面だけを見るなら2Lペットボトルが一番経済的です。
利便性の比較
このように、費用だけ考えれば2Lペットボトルが一番経済的ですが、いつも2Lのペットボトルを持ち歩くわけにはいきません。では、利便性についても比較してみます。
保管場所の確保
ウォーターサーバーとペットボトルを比較する際に、保管場所の確保は重要なポイントです。
ウォーターサーバーの場合、サーバー自体の設置スペースと水ボトルの保管スペースを考える必要があります。特に天然水を用いる場合、大きなボトルを保管するスペースが必要です。一方で、ペットボトルも48本入りなどを買っている場合は、冷蔵庫やキッチンの収納スペースを圧迫してしまいます。
そのため、狭いスペースではウォーターサーバーの方が便利に感じる場合もあります。また、省スペースのウォーターサーバーとし、ボトル(天然水)を使わなずに、フィルターで水道水をろ過しておいしいお水を提供する浄水型ウォーターサーバーを導入するという方法もあります。
使用の手軽さ
使用の手軽さを比較すると、ウォーターサーバーには利便性があります。ウォーターサーバーのある暮らしでは、冷水・温水がボタン一つで手に入るため、特に忙しい朝や夜に非常に便利です。ペットボトルの場合、おいしいお水を飲むためには冷蔵庫で冷やしたり、ポットに入れ直して温めたりする手間が発生します。また、ペットボトルのキャップを開けたり閉めたりするのも面倒です。ウォーターサーバーを使えば、これらの手間から解放されるのが大きなメリットです。
外出時の使いやすさ
お水を使う場合の利便性は、状況によって様々です。外出時に予想外に暑くなってきて、水分補給をしたい、という時はコンビニで買えて持ち運びの負担も少ない、500mlペットボトルが便利です。
しかし、外出前に準備するという面では、ウォーターサーバー→500mlペットボトル→2Lペットボトルの順になります。
ウォーターサーバーはタンブラーに入れる手間と洗い物の手間がありますが、常に温水と冷水が出るのでお子さまでも自分で補給できて、忙しい朝のママにはとても便利です。
500mlペットボトルは事前に冷やしておけば、そのまま持って出ることができます。しかし、冬はポットで沸かしてタンブラーなどに入れ替える必要があります。
2Lペットボトルは更に重いので、現場作業のある人などはそのまま持って行くかもしれませんが、お子さま達には小分けに入れてあげる必要があります。
メンテナンスと管理
メンテナンスと管理についても、両者には違いがあります。ウォーターサーバーの場合、定期的なメンテナンスやフィルター交換が必要です。また、サーバーの清掃も必要で、費用や労力がかかります。しかしながら、多くのウォーターサーバー会社では定期的なメンテナンスサービスを提供しており、ユーザーの手間を減らしています。一方、ペットボトルは使い終わったら捨てるだけでメンテナンス不要です。
ただし、どちらも使い終わった容器をリサイクルするために管理やゴミの分別作業が必要になります。
災害時の備蓄として
ウォーターサーバーもペットボトルも、どちらも災害時の備蓄としては有効です。多くのウォーターサーバーは、ボトルが上にあって水が下に落ちてくるタイプなので、停電時でも水を出すことが可能です。停電時は温度管理ができないこと、ウォーターサーバーのボトルは密閉されているものの開封すると空気にふれて劣化し始めるので、長期間使えないという注意は必要です。
ペットボトルは非常用持ち出し袋に入れておくことができるので、自宅待機時も避難時も使えて安心です。非常用持ち出し袋に入れている場合は、定期的に消費して、古くなる前に交換できるようにしておきましょう。毎年3月11日(東日本大震災)と9月1日(関東大震災)に入れ替えるなど、日付を決めておくと便利です。
結局、自分にはどれが合ってる?
ウォーターサーバーもペットボトルも、それぞれにメリット・デメリットがあります。どれを選択するかは、ご自身のライフスタイルによって判断すると良いでしょう。500mlペットボトル、2Lペットボトル、ウォーターサーバー、それぞれに向いているタイプをご紹介します。
500mlペットボトルは買い物の手間が苦にならない方におすすめ
500mlペットボトルは、こまめに購入する必要があるので、買い物の手間が苦にならない方におすすめです。ペットボトルならいつでも、適量の美味しい水を飲めるので最適な選択と言えます。また、気分によって天然水の種類を変えたり、スポーツドリンクやジュースにもできます。こまごま買い物に行けるのであれば、ストックしておくスペースもほとんど必要ありません。
逆に、コストを気にする方、ペットボトルを冷やしたり、お湯を沸かすのが面倒という方にはおすすめできません。コストを気にする方は2Lペットボトル、水を冷やしたりが面倒な方はウォーターサーバーを検討しましょう。
2Lペットボトルは、コストを最優先する方におすすめ
2Lペットボトルは一番単価が安く美味しいお水が飲めるので、コストを最優先する方におすすめです。一番のネックはペットボトルを購入する際の重さで、買いだめしようとすると10キロ・20キロになります。しかし、通販サイトで購入することもできるので、何本も買いたいという場合は通販サイトで探してみましょう。また、水を冷やしたり温めたり、入れ替えたりする手間がかかりますが、コストのためには苦にせず頑張ってはいかがでしょうか??
ウォーターサーバーは、忙しいママさんパパさん向け
ウォーターサーバーは、朝晩一日中忙しく、買い物の時間もできるだけ節約したいというママさん・パパさんにおススメです。お子さまが翌日タンブラーを持って行くとしてもペットボトルのように冷やしたり温めたりする必要がなく、指先1つで美味しいお水を入れることができます。また、ボトルは定期的に自宅まで運んでくれるので、買い物の時に水を買う手間も不要です。
ボトルの入れ替え、メンテナンスといった手間はありますが、毎日のことではないので、ペットボトルに比べると家事の時間短縮につながります。
安価なウォーターサーバーは?
ここでは、コスト重視でもウォーターサーバーを使いたい、という方におすすめの、安価なウォーターサーバーをご紹介します。
安い宅配型ウォーターサーバー3選
富士おいしいお水(2Lあたり105円) 月額合計 3,381円(関東、12Lボトル2本)
この記事でご紹介した、富士おいしいお水です。お水代に加えて、ウォーターサーバーケア費用(月額605円)とエリアごとの送料(関東・中部・関西は不要、その他は送料160円~)が必要ですが、ウォーターサーバーには珍しくノルマ無し、解約金無しで、お水代は使った分だけですので、初めての人でも安心して始められるウォーターサーバーです。
アクアセレクト(2Lあたり295円)月額合計 税込3,348円(関東11.35Lボトル2本)
アクアセレクトは、サーバーレンタル料無料、送料無料(沖縄・北海道・離島は有料)で、伊勢宮川の湧水が飲めます。誰でも使えるシンプルなサーバーで、電気代は電気ポット使用時と同じくらいと電気代の面でもお得です。
初年度は1年間契約(2年目以降は1ヶ月ごとの自動更新)で、1年未満の解約には6,380円(税込み)の早期解約手数料が必要な点は、事前に把握しておきましょう。
ウォーターワン(2Lあたり279円※沖縄海洋深層水)
月額合計 3,348円(関東、12Lボトル2本※3年うきうきプランの場合)
ウォーターワンの特徴は、「安くて種類豊富な天然水が選べる」ことです。ミネラル豊富でおいしい天然水は、富士山・南阿蘇・島根・沖縄県久米島の4種類から選べます。12リットルボトル2本の値段(3年うきうきプラン適用)は、富士山の天然水3,780円(2Lあたり315円)、南阿蘇の天然水・島根の天然水3564円(297円)、沖縄の海洋深層水3,348円(279円※宮古島市・石垣市への配送は4,212円)となっています。
そして更に、初回の天然水ボトル2本(合計24リットル)が無料という特典もついています。
また、ウォーターワンは3年うきうきプランの加入でこの価格ですが、3年未満の解約の場合は20,900円の解約金がかかることは注意しておきましょう。
まとめ
ウォーターサーバーとペットボトルを比較することで、それぞれのメリットとデメリットが明確になりました。コスト面では、2Lペットボトルがもっとも割安で、ペットボトルは電気代がかからない点も大きなメリットです。
一方、ウォーターサーバーの利点として、冷水と温水がすぐに出ることや、買い物に行く手間が省ける点があります。また、ウォーターサーバーのある暮らしは災害時の備蓄水としても役立ちます。
ウォーターサーバーのデメリットとしては、電気代やレンタル料がかかること、月額の注文ノルマがあることが挙げられます。さらに、解約時に違約金がかかる場合もあるので注意が必要です。
ペットボトルのデメリットとしては、購入する労力が必要であることや、冷やしたり温めたりするのに時間がかかる点があります。また、災害時には売り切れる可能性もあるので、備蓄を考えるなら注意が必要です。
総じて、どちらを選ぶかは個人のライフスタイルやニーズによります。ウォーターサーバーに魅力を感じる方は、天然水などの選択肢を検討するといいでしょう。ペットボトルを選ぶ方は、コストを抑えるために神経を使う場面が多いかもしれません。それぞれの特徴を理解し、自分に合った方法でおいしいお水を楽しんでください。
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