日本で人気のウォーターサーバーには、浄水型と宅配型の2種類があります。それぞれの特徴やメリット・デメリット、コスト面での比較を通じて、あなたのライフスタイルに最適なウォーターサーバーの選び方をガイドします。この記事を参考に、最適なウォーターサーバーを見つけて、快適な水生活を始めましょう。
浄水型・宅配型のウォーターサーバーの特徴、メリット・デメリット
今日本で使われているウォーターサーバーには、大きく分けて浄水型ウォーターサーバーと宅配型ウォーターサーバーの二種類があります。それぞれの特徴や機能、特に費用について理解し、自分の生活スタイルに最適なものを選ぶことが重要です。以下、それぞれの特徴とメリット・デメリットについて詳しく解説いたします。
浄水型ウォーターサーバー(水道直結タイプ)
浄水型水道直結タイプのウォーターサーバーは、水道管から直接水をタンクに入れて、その場でろ過し、清潔で美味しい水を供給するタイプのサーバーです。このタイプは、水道水を直接使用するため、ウォーターボトルの交換が必要なく、ゴミも出ないというメリットがあります。このタイプは水道菅の接続工事が必要ですが、月額費用が比較的安価なため、コスパに優れているといえます。
さらに、浄水型には冷水・温水の機能が備わっており、ティータイムや料理、お湯割りなど様々なシーンで役立ちます。加えて、チャイルドロック機能を備えている機種も多いので、小さなお子様のいるご家庭でも安心してお使いいただけます。
メリット
浄水型水道直結タイプのウォーターサーバーには多くの利点があります。まず、ランニングコストが低い点が挙げられます。水道水を使用するため、ウォーターボトルの交換が不要で、定額制の料金体系が利用者の負担を軽減します。また、使用後のゴミも出ないため、環境に優しいです。
さらに、浄水型ウォーターサーバーは水道水をろ過して安全で美味しい水を提供します。最新のフィルター技術を使用して水質を向上させるため、日常的に安心して利用できます。また、冷水・温水機能が備わっており、手軽に飲み水を楽しめるほか、料理や飲み物の準備もスムーズに行なえます。沢山の水を消費しても水道水なので比較的安価であり、ボトル交換の手間もないので、大家族やオフィスにおススメです。
デメリット
浄水型水道直結タイプのデメリットは、初期費用・定期的なフィルター交換の費用がかかる、水道菅に接続するため水道の近くにしか設置できない、天然水のような味わいは期待できない、災害時の備蓄としては使いづらいことです。
初期費用については、水道管接続の工事がかかるものの、月々の費用がサーバーレンタル料と水道代なので、全体としては安価に収まることが多いでしょう。また、災害時の停電・断水時にはウォーターサーバーが利用できないので、非常時の対策を別途考える必要があります。
設置場所についても制限があります。浄水型ウォーターサーバーは水道に直接接続する必要があるため、設置場所は水道周辺に限られます。
浄水型ウォーターサーバー(給水タイプ)
水道水を使う浄水型ウォーターサーバーには、自分で補充する給水タイプもあります。給水タイプはウォーターサーバーのタンクにご自身で水道水を入れるので、設置場所は水道の周りでなくてもよく、更に工事費用もかかりません。給水の手間がありますが、水道直結タイプで気になるデメリットが軽減されることが特徴です。
メリット
給水タイプは浄水型のランニングコストが低い点に加えて、導入時の工事費用が不要なので、初期費用も大きく軽減できることが挙げられます。また、水道菅から離れたところでも設置できる、水道水の代わりに気分を変えてお好みのミネラルウォーターを入れることもできるというメリットがあります。
デメリット
給水タイプのデメリットは、給水の手間がかかることです。水道直結タイプでは給水は不要、宅配型はボトル交換なのでまとめて交換できますが、給水タイプは使う分だけ何度も水道と往復することになります。水質や味については元の水道水の状態に依存するため、地域や季節によって変動する可能性があります。
最後に、フィルターの交換が定期的に必要となる点もデメリットと言えます。フィルターの耐用期間に応じて交換が必要であり、その手間やコストも無視できません。
宅配型ウォーターサーバーのメリットとデメリット
宅配型ウォーターサーバーは、事前に充填されたウォーターボトルを宅配業者が定期的に自宅に届けるタイプのサーバーです。天然水やRO水など、品質の高い水を手間なく利用できるのが魅力です。特にアクアクララやクリクラなどのブランドが有名で、多くの利用者に支持されています。
このタイプのサーバーは、ボトル交換が必要ですが、その際に未使用のボトルを交換するだけで済むため、簡単に常に新鮮な水を確保できます。ただし、ボトル型のため設置場所を選び、空になったボトルの保管や廃棄処理が必要となります。
メリット
宅配型ウォーターサーバーの最大のメリットは、常に新鮮な天然水やRO水を自宅で楽しめる点です。また、ウォーターサーバー業者が定期的にボトルを配送してくれるため、水の管理が非常に簡単です。また、自宅でボトルを交換するだけでいいので、手間が少なく、常に清潔な水を得ることができます。更に、フィルターが不要なので、メンテナンスはサーバーの注ぎ口などを清潔にしておくだけで良く、手間がかかりません。
デメリット
宅配型ウォーターサーバーのデメリットは、商品によっては月々のノルマがあること、月額費用が浄水型よりは高いこと、ボトルの保管場所が必要になるため、スペースの確保が必要ということです。また、ボトルは12リットル入り(12キロ)が多いので、ボトル交換の際、重いボトルを持ち上げるのが負担になります。さらに、毎月ボトルを受け取るので、宅配のスケジュールに合わせる必要があり、場合によっては不便に感じることもあります。
浄水型と宅配型のコスト比較
ここでは、浄水型と宅配型のコスト面での比較をします。それぞれに費用面でのメリット・デメリットがありますので、詳しく解説します。
初期費用
浄水型ウォーターサーバーと宅配型ウォーターサーバーの初期費用は大きく異なります。浄水型ウォーターサーバーは、設置工事が必要になることが多く、そのための費用がかかります。また、機器の購入やレンタル料も考慮しなければなりません。一方、宅配型ウォーターサーバーの場合、多くの商品では機器の運搬料・レンタル料が不要で、初回サービスとしてボトル2本をを無料配布してくれるものもあります。
浄水型水道直結タイプでは、初期の工事費用として概ね1万円~1万5千円前後かかるようです。
参照
楽水ウォーターサーバー:初期費用 13,200円
浄水型給水タイプは、初期費用無料が多いようです。
参照
Locca:新規お申込みで初月利用料・初期費用が無料
宅配型も、初期費用無料が多いですね。
参照
お水の宅配アクアクララ 無料お試しキャンペーン中!:サーバー購入必要なし、初期費用無し
うるのん:初期費用・配送料無料
月額費用
月額費用については、浄水型ウォーターサーバーは宅配型に比べて、低コストです。なぜなら、水道水を使用するため天然水やRO水のボトルが不要だからです。一方、宅配型ウォーターサーバーは、定期的にウォーターボトルを購入する必要があるので、月々の費用が変動する可能性があり、特に天然水を選ぶ場合は、さらに費用がかかります。
メンテナンス費用
浄水型ウォーターサーバーにはフィルター交換費用がかかります。これは数ヶ月に一度行う必要があり、そのたびに費用が発生します。最近は、フィルターが定期的に送られてきて、フィルター交換費用が月額料金に含まれているものが主流のようです。
宅配型ウォーターサーバーの場合、水の交換は自分で行うため、メンテナンス費用はさほどかかりません。ただし、機器のメンテナンスについては、アクアクララのように月額料金に含まれている(あんしんサポート)場合、依頼ごとに追加費用がかかる場合があります。
メンテナンス費用は見落とすと想定外の出費になりますので、申込時に必ず確認しておきましょう。
総額と比較表
これらの費用を総合的に比較するために、各項目の費用を一覧にまとめました。初年度1年間使った場合の費用となりますので、浄水型水道直結タイプは工事費用が加算されています。
初期費用 | 月額 | フィルター 交換 | その他 | 年額 | 注意点 | |
浄水型 水道直結タイプ ※サーバーレンタル 楽水 ウォーターサーバー | 13,200円 (税込) | 3,630円 (税込) | 無料 (定期配送) | 水道代が 必要 | 56,760円 (税込) | 3年契約 解約金有 |
浄水型 給水タイプ Locca | 無料 | 2,580円 (税込) | 無料 | 水道代が 必要 | 28,380円 (税込) | 5年未満は 解除料必要 |
宅配型 (天然水) (12L✕2本/月)計算 うるのん | 0円 | 4,160円 (税込) | 不要 | メンテナンス料 不要 | 49,920円 (税込) | 2年契約 解約金有 |
宅配型 (RO水) (12L✕2本/月)計算 《無料お試し》 ウォーターサーバーは アクアクララ | 0円 | 3,908円 (税込) | 不要 | サポート料込み | 46,896円 (税込) | 1年未満は 解除料必要 |
このように、浄水型水道直結タイプは初期費用がかかるために高額に見えますが、ランニングコストが低いため、長期的に使う場合には結果的にお得になるでしょう。
そして、一番費用が安くなるのは浄水型給水タイプでした。給水の手間はありますが、一人暮らしの方など使用量が少ない方にはコストが抑えられるのでおススメです。
宅配型はランニングコストが割高ですが、初期費用がなく、天然水やRO水が毎日飲めるというメリットを享受したい方や、多めに使う大家族やオフィスにおススメです。
まとめ
今回のガイドでは、浄水型ウォーターサーバーと宅配型ウォーターサーバーの違いについて詳しく比較してみました。まず、浄水型ウォーターサーバーは水道水をろ過して使用するため、初期費用やランニングコストが比較的低く、ボトル交換の手間がなく、ゴミも出にくいというメリットがあります。しかし、水質や味については個人の好みに左右される部分があり、災害時には利用が制限されることがあります。
一方、宅配型ウォーターサーバーには一定のコストがかかるものの、天然水や厳選された水を毎回宅配で受け取れる利便性があります。特に、アクアクララなどのブランドは高品質の水を提供しており、「ウォーターサーバーのある暮らし」を実現したい方には最適な選択と言えるでしょう。ただし、ボトルの交換や保管スペースについては考慮が必要です。
コスト比較では、初期費用やランニングコストだけでなく、メンテナンス費用や総合的な費用を見極めることが大切です。浄水型は初期コストが安く、月額費用も固定されていることが多いので、長期的に見ると経済的です。一方、宅配型はランニングコストがやや高いものの、水質への信頼性が高く、高品質な水を安定して得られるというメリットがあります。
最終的な選び方は、日常生活スタイルや予算、求める水の品質に基づいて決定すると良いでしょう。ぜひ、この記事を参考にして、自分に最適なウォーターサーバーを選んで、「ウォーターサーバーのある暮らし」を快適に楽しんでください。
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